2008年9月アーカイブ

信州里の菓工房

Written on : 09.27.08

上伊那郡飯島町といえば、南駒ケ岳を中心に空木岳、越百岳、烏帽子岳などの峰々が連なる中央アルプス、そして東方には仙丈ケ岳から北岳、塩見岳、赤名岳を擁する南アルプスと、見事な景観を居ながらにして一望できる町です。

また、水や空気の美味しい飯島は、作物も豊かで食べ物も美味しい町でもあります。

くるみタップリの五平餅、なすや切干大根の入ったおやき、そばはもちろんですが信州リンゴに信州味噌。

そして忘れてはいけないのが信州独特の食文化の代表格の馬刺し。。。あげればいとまがありません。

そんな豊かな土地の飯島町に、来年4月よりオープンするのが「信州里の菓工房」です。

地元の栗を中心にして、信州の豊富な素材をいかした和洋菓子の製造販売をします。

そこで、新規オープンに向けてのスタッフを大募集しています!!

    信州里の菓工房

恵那川上屋が応援するとはいえ、初めての土地での事業展開ですので、当初から順風満帆とはいかないかもしれません。

細かいことは申しませんが、ヤル気と情熱だけはどうぞお忘れなく、胸ポケットにひそませて、ぜひご応募くださいね。

ワタシタチの仲間になってくださる方をお待ちしています。

詳しくはホームページからどうぞ。

栗のパウンドケーキ

Written on : 09.26.08

この秋の人気商品の一つ「栗のパウンドケーキ」は、まだの方にはぜひこの機会にとおすすめしたい商品です。

何せホセ・ポサーダ社のマロングラッセ、栗のブランデー漬け、渋皮栗をそれぞれきざんで、全体の2割も入っていて、しかも生地にはマロンペーストが使ってある、栗づくしで栗菓子屋ならではのパウンドケーキです。

  栗のパウンドケーキ

一つ一つの栗が十分主役をはれるくらいのものばかりですから、豪華キャストが勢ぞろいといった感じで、さながら資生堂の「TSUBAKI」のコマーシャルを彷彿とさせるくらいの、豪華でぜいたくなパウンドケーキなんです。

きざまれ混ぜ込まれた個性派の栗たちを、マロンペーストの入った生地がうまく丸く包み込んで、一口食べればその包容力に驚かされます。

秋といえば栗きんとんですが、この栗パウンドケーキもぜひにとおすすめしたい逸品です。

枝垂れ栗

Written on : 09.23.08

食の安全が問われる昨今ですか、それにしてもそれなりに仕組みがあるにも関わらず、その仕組みがしっかり機能してていないことを逆手にとって、消費者をだましていたことは本当に許しがたいことですね。

「性善説」はワタクシも信じていますが、やるべきことはやりましょう。


国産は良くて外国産は良くないなどといった、そういった考えは別段もっていませんが、粗悪なものを混入したり産地を偽ったりするのはいけません。

ネコのエサでさえ産地を確認するくらいですから、家族が口にするものはなおさら心を配ります。


いくつもの厳選素材を使ってお菓子作りをしていますが、それらの素材の向こうには必ず人の顔があり、また素材がご縁となった心温まるおつきあいがあります。

そして「安心」と「安全」がうまれます。



さて、今日は祝日。

たくさんのお客様がご来店くださいました。

小さなお子さん連れの方も多く、恵那峡店の喫茶テラスでは子どもたちの歓声が聞こえてきます。

テラスのすみにある2本の枝垂れ栗も、秋の日差しをたっぷりあびて心地よい風にその葉をゆらゆらとゆらしていました。

  枝垂栗

どうぞ、おだやかで平和な1日が途切れることなく続きますように。。。

恵那栗の渋皮煮

Written on : 09.22.08

栗の品種はたくさんありますが、粒の大きい「利平栗」は栽培に手間がかかり、生産性も他の品種と比べると低いこともあって、最も生産量の少ない品種となっています。

渋皮煮に使用する利平栗の収穫が今年も始まりました。

大粒ですが、数の少ない貴重な栗です。

  入荷した利平栗

渋皮煮にする利平は収穫されたものの中からさらに大粒なものを選別していきます。

その時点で半分以下の量になってしまいますが、さらに目視で一粒一粒傷みがないか調べていきます。

  少し傷んでいる利平栗

この写真の利平は大粒でりっぱですが、残念ながらてっぺんが少し黒ずんでいるため渋皮煮にはできません。

そんな栗をはねていくと、さらに残り少なくなってしまい、今日入荷した分の中から、渋皮煮にできる利平は4分の1ほどに減ってしまいます。

この後は、一つ一つ鬼皮をむいて、種子島の粗糖で炊き上げて瓶に詰めれば出来上がりです。

  恵那栗の渋皮煮

美味しいものを作るには必ず手間ひまかかるものですが、この渋皮煮をいつも心待ちにしてくださっているお客様のことに思い、いつも丹念に仕上げています。

恵那川上屋では、正真正銘、何の偽りもない商品をこれからも作っていきたいと思います。

※予約販売ですので、ホームページにはアップしておりません。お電話またはFAX、メールにてお問合せください。

 電話 0120-05-2470
FAX 0120-05-6583
Email info@enakawakamiya.co.jp

栗木精 - くりこだま -

Written on : 09.21.08

三つ子の魂百までも…というわけでもないでしょうが、小さい頃に覚えた味は大きくなっても消えることはなく、何かの折にはなつかしく思い出されるものですよね。

「インド人もびっくり」のカレーライスにママプリン、長いタコ糸の先についたイチゴ味の三角アメ。。。

どれもこれもなつかしいのですが、まだインスタント食品があまり普及していなかったこともあり、毎日の食卓は、魚の煮付けに野菜の煮物が定番でした。

そのおかげで、今でもやっぱり魚と野菜は大好きです。

この頃では、インスタント食品の質の向上とテレビの宣伝効果(?)もあってか、昔とは比べものにならないくらい、いろいろな食べ物の情報があふれています。

ですが、食生活が豊かになったかと言えば、案外そうでもない気がします。

「うちの子はアイスクリームが好きなんです」と言って、朝食のご飯の上にアイスクリームをのせて食べてくる子、テレビでバナナが身体に良いと聞いたからとバナナしか食べさせない親などなど、以前小さな子どもたちの食に関わる仕事をしていた時には、頭を抱えることもしばしばありました。

子どもたちが将来どんな食べ物を好むかは、小さい頃に培われた味覚に影響されるものです。

そんな子どもたちにまじりけのない郷土の味を伝えるために作ったのが「栗木精 -くりこだま-」です。

    栗木精 -くりこだま-

栗きんとんなのですが、小ぶりにして顔を入れ見た目もかわいくして、子どもたちに喜んでもらえるように仕上げました。

あいにく発送すると顔がくずれてしまいますので、発送はしていません。

恵那で生まれ育った子どもたちが大きくなった時、また他所の町に行った時、小さい頃に食べた栗菓子からふるさと恵那を思い出してくれればとてもうれしいです。

ホセ・ポサーダ専務来日

Written on : 09.19.08

先日、ホセ・ポサーダ社のマロングラッセをご紹介しましたが、そのホセ・ポサーダ社のホセ・ポサーダ専務が来日され、東京での予定がたくさんある中、恵那まで出向いてくださいました。

昨年11月には恵那川上屋から社長をはじめ数人のスタッフがスペインに赴き、1000年以上も続いているという焼きクリ祭り「マゴスト」に参加しました。

祭りでは、持参した超特選栗で栗きんとんの実演をして、200名に及ぶ方々に日本の栗菓子を召し上がっていただきました。

そして今年6月にも、恵那川上屋の従業員がスペインへ行き、ホセ・ポサーダ社で研修させていただくなど交流を重ねてきました。

西洋の栗と日本の栗では、持ち味も特性もそれぞれ違いますが、地元でとれる栗を加工して地域に貢献したいという思いは一致しています。

今回はホセ・ポサーダ専務を自社の栗畑にご案内したり、地元恵那市役所を訪問し市長ともお話させていただきました。

  ホセ・ポサーダ専務と恵那市長


栗という素材をとおして国を越えたおつきあいができるのは本当にすばらしいことです。

前例にとらわれないフットワークの軽さを最大限に活かして、スペインの方々と親交を深め、栗がご縁の文化交流をこれからも進めていきたいと思います。

スペインフェア

Written on : 09.15.08

この三連休はお天気もまずまずで、行楽の行きかえりのお客様に、たくさんご来店いただきました。


ありがとうございました!


恵那峡本店の喫茶では、10月31日までの期間限定で「スペインフェア」として、マロングラッセとお抹茶をセットにしたメニューが登場しました。

  ホセ・ポサーダのマロングラッセ

スペインのホセ・ポサーダ社のマロングラッセは、このブログでも何回か紹介しましたが、今年の6月には、工房の従業員5名がスペインへ赴き、ホセ・ポサーダ社を訪れマロングラッセの仕上げ作業を体験してきました。

マロングラッセの歴史は500年前イタリアのメディチ家出身のカトリーヌ・ド・メディシスが、フランス国王アンリ2世に嫁いだ時にレシピを持ってきたのがはじまりと言われています。

王族の間で普及していく過程で、少しずつ工夫が加えられて今のマロングラッセになったそうです。

表面が適度にかたくでも中はやわらかいことが、美味しいマロングラッセの条件ですが、ホセ・ポサーダ社のマロングラッセは、適度な歯ごたえがあり、そして中はむっちりとして申し分のない食感に仕上がっています。

また、包装をほどくとほんのりバニラの香りがして、上質でふくよかな気分が味わえるのもうれしい瞬間です。

この歴史の長いマロングラッセと、同じく長い歴史をもつ日本のお抹茶で極上のひとときを、ぜひ一度味わってみてくださいね。

渋皮栗とにぎわいミルフィーユ

Written on : 09.14.08

この秋の恵那峡喫茶メニューは楽しいものが多いのですが、これもその一つで「渋皮栗とにぎわいミルフィーユ」です。

  渋皮栗とにぎわいミルフィーユ

細長いパイの間には、さっぱりとしたオレンジムースがサンドされ、上には渋皮栗、苺、ブルーベリー、キウィ、生チョコがギッシリならんでいます。

さて、どこから食べようか…と、一瞬迷ってしまいそうな、でもそれがまたうれしくて、食べる前にまず幸せな気分が味わえてしまうスイーツです。


小さい頃に近所のお友だちと遊んだ「電車ごっこ」に「はないちもんめ」

そして、馬をつぶしたら勝ちの「馬のり」では、ちょうど馬となっている何人かの友だちのつなぎ目を狙ってとびのると、そこが弱点で案外勝つことができ、歓声をあげました。

いろんな顔が並んでいて、これといって決まった定員がなく、途中からでも気楽に仲間入りできる遊びは、この頃ではあまり見かけなくなりました。


「にぎわいミルフィーユ」を見て楽しい気分になれるのは、やっぱりワタシタチはいくつになってもつながっていたり、寄り添っていたりすることが好きなんでしょうね。


そういえば、明日は「敬老の日」。

世代をこえて寄り添うのも温かくていいですね。

敬老の日にちなんだ贈り物スイーツもご用意していますので、ぜひどうぞ。

栗と地球と原油高

Written on : 09.07.08

先日の目揃会(めぞろいかい)で農家の方たちが「栗は路地ものやで、天候に左右されるしね…」と話してみえるのを耳にしました。

そうなんですよね!栗のハウスなんて聞いたことありませんもの。

栗はその年の天候よって生産量が左右されてしまう、路地ものの作物です。

考えてみればビニールハウスで栽培される野菜や果物は、季節を問わず作られるので、寒い冬ならストーブを炊いて暖かくして栽培します。

そのおかげでワタシタチは真冬でもトマトやイチゴを食べることの出来る生活を、あたりまえのようにしていますが、ハウスの中の暖房に使う原油は限りある資源の一つですし、その時に排出されるCO2は地球温暖化の原因にもなっています。


恵那川上屋では、旬の作物を素材に用いて菓子作りを長年続けてきましたが、旬の作物ならハウスの中での暖房も必要ありませんし、太陽の光をいっぱいあびて美味しくなおかつ地球にやさしい食べ物…ですよね。

原油価格の下落が伝えられてはいますが、それでも昨年の水準を思えばずいぶん高くなっています。

ワタシタチは、この原油高をいい機会にして、自分たちの生活をもう一度見直し、次の世代に上手に地球をバトンタッチしていけるような知恵を出し合えば、きれいな川も美しい山々もそのまま残してあげることができますよね、きっと。。。

  工房に搬入された「超特選栗」の丹沢

旬のとれたて新鮮「超特選栗」が、農家の方たちの手で今日もたくさん工房に届けられました。

感謝です。

目揃会(めぞろいかい)

Written on : 09.06.08

超特選栗部会の皆さんを集めて、毎年恒例の目揃会(めぞろいかい)が開かれました。

  目揃会

目揃会というのは、農家の皆さんにとっては研修会のようなものですが、少しでもいい栗が搬入されるように、【よい栗】と【よくない栗】を選別する方法、また剪定や施肥の大切さを学ぶ場でもあり、再確認する場でもあります。

栗の専門指導員の塚本先生より、実際目の前で【よい栗】と【よくない栗】を比べながらのわかりやすいお話をしていただきました。

  目揃会での塚本先生のお話

搬入前の段階で農家から品質の高い【よい栗】ばかりが選別され工房に入れば、それ以後の選別にたくさんの時間とコストをかける必要がなくなり、また品質の高い栗からは美味しい栗きんとんができますから、お客様にも喜んでいただけます。

そういった流れをつくるために、栗の収穫時に農家の方々を集めて開かれる、超特選部会としての品質管理の
再確認のための勉強会が「目揃会」というわけです。

農家の方々からはたくさんの質問があり、栗を愛する人たちの熱意をヒシヒシと感じました。

この頃では超特選栗の出荷量も年々増え、知名度も上がってきましたが、これも農家の方々の【よい栗】を作るという姿勢と努力の賜物ということを改めて感じました。

キャラメルソースとカスタードソースの秋色ワッフル

Written on : 09.02.08

ついこの前までは夜は7時頃までは明るかったのに、この頃では6時半には薄暗くなってきました。

肌が痛いくらいだった真夏の日差しも、少しずつおだやかでやさしい日差しに変わりつつあります。

気候の変化とともに山の色も少しずつトーンダウンして秋の装いに変わっていきます。

そしてスイーツも秋色に。。。

【キャラメルソースとカスタードソースの秋色ワッフル】は秋の味覚も添えながら、真っ赤なイチゴが紅葉を思わせるきれいで楽しいワッフルです。

  キャラメルソースとカスタードソースの秋色ワッフル

ふっくら焼けたワッフルに渋皮栗、イチゴ、ブルーベリー、アーモンドのトッピングにキャラメルソースとカスタードソースがたっぷりかかって、山々が秋色にあふれ、つややかな木々がにぎやかな表情をする秋にはピッタリのカラフルワッフルです。

秋風に吹かれながら、秋色の山々を眺めつつ、喫茶のテラスで秋色ワッフル!

今年の秋のトレンドかもですね。