2012年9月アーカイブ

栗の選果作業

Written on : 09.18.12

最初の頃は少なかった栗の収量も日ごとに増えて、ラインがフル稼働できるほどになってきました。

朝に収穫された栗は、昼前には選果作業がおこなわれ選別されます。

こちらは坂下の圃場にある選果場です。

まず、カゴに入れた栗を水槽で水洗いし、この時に水に浮いてしまう浮栗を不良果としてザルで取り除きます。

栗をカゴに入れて水槽で洗います。

浮いた栗は取り除きます

水洗いされた栗は選果の台にあげられ、まず水気をふきとっていきます。

細いパイプのすき間から、水滴が下に落ちていきます。

水洗いした栗をすばやく拭きます

目視で、病虫害果を取り除いていき、最後はサイズの小さい栗は開いている穴から下のコンテナに落として、大きさで分けていきます。

栗の実をサイズ別に分けていきます

恵那川上屋への搬入は午後3時までと決まっているので、手早く作業を進めていきます。

今年は、イガむき機という新しい機械が入って、さらにスピードアップしました。

イガむき機というのは、イガに入ったままの栗の実をイガと実に分ける機械です。

若い栗の木の場合、イガごと落果することが多く、毎年イガの中から栗の実を取り出す作業に数時間を費やしていましたが、この機械を使えば短時間で処理できます。

イガ付きの栗を投入すれば、実だけが右下の黄色いコンテナに落ち、中央の黒い口からイガだけが飛び出してきます。

イガむき機

収穫された栗を手早く選別し、その日のうちに栗の加工ラインに乗せていくという方法は、恵那川上屋と農家が手を取りあって作り上げたしくみです。

品質も高く新鮮な「超特選恵那栗」の菓子を今年も皆様にお届けいたします。

 

◆恵那川上屋のオンラインショップ

http://www.enakawakamiya.com/

 

収穫前

Written on : 09.17.12

真夏のような厳しい残暑が続く中、定点観察中の栗の木は大きな変化はないものの、秋風に吹かれながら熟して落果する時を待っています。

9月17日の栗の木

大きく育った栗のイガ

9月初旬の時と少し違うのは、前回は未熟なイガがあちこちに落ちていましたが、今回は熟した栗のイガの落果をいくつか見つけました。

落果した栗のイガ

手をかけて育てられた栗の実と思うと、もったいなくて、いくつか拾い集めました。

早生の栗の畑では毎朝収穫の作業が続いています。

その日の収穫が終わった畑を見ると、カラになったイガが木と木の間に集められてきれいに並んでいました。

収穫後の栗畑

この栗たちは、今ごろ工房で栗きんとんにするために、きっと蒸しあげられていると思います。

 

胞衣(えな)から丹沢へ

Written on : 09.09.12

今年は栗の落果が遅れ一時は心配をしましたが、日が経つにつれ栗の収量が順調に増えて、工場からは栗を蒸す蒸気が立ちのぼり、栗菓子屋らしい活気に満ちてきました。

8月27日の初入荷から収穫されてきた極早生の「胞衣(えな)」は少しずつ数が減り、今度は同じ早生の「丹沢」が主流になってきました。

胞衣は栗の底の「座」と呼ばれる部分の上のところが少し黒ずんでいるのが特徴です。

超特選恵那栗

それに比べて丹沢は「座」の上の黒ずみはなく、色も若干淡い栗色をしています。

丹沢

「胞衣」は糖度、水分量など栗きんとんのために開発された品種で、一枝にたくさんの実をつけます。

「丹沢」は早生栗では代表品種といわれ、品質も優れ甘みもある美味しい栗です。

8月下旬の「胞衣」から10月中旬の「利平」「銀寄」など、一口に栗といっても早生から晩生までたくさんの品種があります。

様々な品種を栽培することで、シーズンを通して安定した収量を確保し、美味しい栗菓子にして皆さまにお届けしたいと思います。

 

桃のふろーずんジュース

Written on : 09.08.12

9月に入っても残暑厳しい毎日が続いています。

そんな暑さのせいもあって、農業生産法人恵那栗の落合販売所では、今「桃のふろーずんジュース」(300円)が人気です。

今年の夏にとれた落合の桃の中で、ちょっとしたキズで規格外となってしまった桃の実を冷凍して、少しのお砂糖を加えてジュースにして凍らせました。

桃のふろーずんジュース

シャリシャリとスプーンでけずっていただくと、桃をそのまま食べているような濃厚な味がします。

タップリと大きなカップに入っていますので、食べている間に少しずつとけていき半解凍のようになると、ますます桃の味が濃くなって美味しさが増していき、桃を丸ごと使っていることを実感していただけます。

9月末までの販売予定ですが、今年の夏の桃だけを使っていますので、なくなり次第終了となります。

ご来店をお待ちしています。

 

重陽の節句

Written on : 09.04.12

日本の季節行事として古くから伝わる「五節句」は、1月7日の七草の節句、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句(菖蒲)、7月7日の七夕(笹)、そして9月9日の重陽の節句(菊)のことを言います。

この中でも9月9日の重陽の節句は、不老長寿や繁栄を願い五節句を締めくくるものとして、昔は盛大に祝ったそうです。

9月9日は旧暦では10月となりますので、菊の花の咲く時期と重なり「菊の節句」とも言われています。

恵那川上屋では、9月9日1日だけの限定販売で、重陽の節句には欠かせない菊の花をモチーフにした上生菓子を販売いたします。

こちらは主役となる「菊花」

練り切りで菊の花びらを細やかに表現しました。

中はこしあんです。

菊花

こちらは「菊酒」

祝いの席で、菊の花びらを日本酒に浮かべて香りを楽しんだという菊酒を、錦玉に食用の菊の花びらを添えて菓子にしました。

菊酒

そして「菊の被綿(きせわた)」

菊の花に綿をかぶせておき、菊の露を含んだ綿で肌をふいて長寿を願ったことから、練り切りで菊の花をかたどり、上に白いきんとんを少しのせ、綿でおおわれた菊の花の様子を菓子にしました。

中はこしあんです。

菊の被綿

3つセットで840円で販売をいたします。

1日限定ですので、ぜひこの機会にご来店いただき、ご家族の健康と長寿を願っていただければと思います。

※恵那峡店、中央店、瑞浪店、可児店の4店舗で販売いたします。

 

 

夏から秋へ

Written on : 09.02.12

9月2日、坂下圃場の定点観察中の栗の木は、大きな変化は見られませんが、イガはまたひとまわり大きく成長していました。

9月2日定点観察の栗の木

前回と少し違うとことと言えば、畑のあちこちに未熟なままのイガが落ちていたことでしょうか。

未熟な栗

育ちきれずに落果する栗もありますが、見上げればたくさんのイガが、日差しをいっぱい浴びながら完熟の時を待っています。

成長する栗

8月後半の残暑が厳しい時には、気温が高すぎるのか季節の変わりめなのか、栗畑のまわりには花もなく、虫の声も聞かれませんでした。

でも今日は、ツクツクボウシのにぎやかな鳴き声に迎えられ、アキアカネが飛び回わり、足元にはヤブランの花が咲いていました。

ヤブランの花

空の雲、虫の声、そして草花が季節の移ろいを教えてくれています。